2025-3-23『マツコの知らない世界』山口紀子牧師

聖書:列王記下6:8-23(旧約聖書)

 私たちが知り得ているはこの世界のほんのわずかな部分に過ぎない。知っている事柄も、本当の意味で知っているのかどうか…そんな事実にこの朝の御言葉は気づかせてくれます。

 紀元前9世紀の北王国イスラエルに立てられた預言者エリシャ。敵対するアラム(現シリア)の王は、エリシャを捕らえるために夜のうちに街全体を大軍によって包囲しました。朝になってそれに気づいたエリシャの従者は驚き恐れます。
 人生には「まさか」が起こるのです。目や耳から入ってくる情報は絶大ですからどうしてもその影響を受け私たちは恐れてしまいます。
 ただ、従者はエリシャに頼りました。その時誰に頼るのか。それで道が分かれます。エリシャは諭します。「恐れることはない。私たちと共にいる者のほうが、彼らと共にいる者より多いのだ」(16節)。
 信仰とは、見たくない現実に目をつむり、神がなんとかしてくれると何もしないことではありません。私たちと共にいる者のほうが、彼らと共にいる者より多い=神が共にいてくださることを見えないけれども信じ、現実を見る勇気を得、み言葉を支えに忍耐して対応してゆくことです。
 日常私たちはこの世の価値観の影響を受け続けます。何が出来るか、何を持っているかで評価される世から離れ、礼拝で、デボーションで、私たちは聖書の価値観を思い返し、我に返るのです。「私たちと共にいる者のほうが、彼らと共にいる者より多い」ことを思い出すのです。

目次