聖書:使徒言行録20:13-27
これは、ルカが使徒言行録に記したパウロの説教の中で、キリスト者に対して語った最初にして最後の説教、その前半です。パウロはエフェソの長老たちをわざわざミレトスに呼び寄せて、心をこめて励ましの言葉を語ります。これはパウロの告別の言葉です。
ここにはパウロの「何のために生まれて、何をして生きるのか」その姿勢が明確に表れています。
それはまず、主に仕えるため。目には見えないイエスさまにどう仕えるのか、それは主イエスをお手本として生きるということです。
二つ目は「自分の決められた道を走り抜き、また神の恵みの福音を力強く証しする」ため。
生きること、生活することをユダヤでは「歩く」と言いますが、ここで彼は「走る」と言います。歩くより走る方が負荷がかかります。それには忍耐が必要です。そして、道のりを「走り抜く」。年をとったらもうできない、ではないのです。地上生涯最後の日まで、私たちは福音を力強く証しできます。
何のために生まれて、何をして生きるのか。それは主に仕えるためであり、自分に与えられた道のりを走り抜くため。それはパウロだけでなく私たちにもいえることです。そしてこのレースのゴールには、義の冠、栄光の冠が待っているのです(Ⅱテモテ4:6-7)。
