2025-8-31『あなたをあきらめない愛』山口紀子牧師

聖書:ヨナ書4:5-11

 ヨナ書のテーマ、それはどこまでも赦し、愛し、憐れまれる神の愛の深さです。凶暴で神をも知らず悪業を行ったニネベの民でさえ、悔い改めれば赦される。その寛容さをヨナが腹立たしく思うほどに、神の愛と赦しは底なしです。

 この愛と赦しは誰に向けられているのでしょうか。神の選びの外にあると思われていた異邦人、そして敵である、ニネベに対してそれは向けられました。しかしそれだけではありません。他ならぬ、ヨナに向けられているのです。

 ヨナは自身を「主を畏れる者」と言いながら、やりたくないことからは逃げ、思い通りにならないとへそを曲げ、トウゴマの日陰を単純に喜び、しかしそれが枯れると途端に不機嫌になります。しかし主なる神は、召したからにはその人を徹底的に取扱い、教え、諭し、整えて、その使命を果たさせます。嵐やトウゴマという試練を用いて成長させてくださるのです。

 誰よりも赦され、愛され、憐れまれたのは、ヨナなのです。「ヨナ、あなたはトウゴマをさえ惜しむ。まして主なる私はこのニネベを惜しまないではいられようか。」これが、神の愛です。

 この愛は、あなたにも向けられています。それは時満ちてイエス・キリストの出来事に結実するのです。

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