聖書:使徒言行録23:11-17,23-30
『その夜、主はパウロのそばに立って言われた。「勇気を出せ。エルサレムで私のことを力強く証ししたように、ローマでも証しをしなければならない」』(11節)。
それは夜でした。暴動から助け出され暗闇の牢獄にいるパウロは、恐怖や疲れ、体の痛みで震えていたのではないかと思います。しかしそのような夜こそ、主の語りかけを聞く時です。主は言われます「勇気を出せ」と。
「ローマでも証しをしなければならない」ということは、そのためにローマまでの道筋は主が責任をもってくださるとの確約でもあります。
信仰とは御言葉の約束を選ぶことです。御言葉を「非現実的」とみないで「現実」とみる。今はまだ何も起きていないけれど、主がおっしゃるのだからその通りになる。そう信じると決めることです。
そのとき「しかし」が起こるのです。聖書で唯一ここに登場するパウロの甥。まるで味方のようなローマの大隊長。神はご計画を成すためにあらゆる人や物を用いられる方なのです。
「エルサレム」とはパウロのホーム、「ローマ」は新たに遣わされる地です。私たちにとっては前者は家庭、後者は学校や職場、地域、友人関係といえるでしょう。私たちもそこで、ほかならぬ<主と私の物語>を証しすればいいのです。
