聖書:ハバクク書2:1-4,3:17-19
今すぐに解決できなくても、何とか持ちこたえてゆく力=ネガティブ・ケイパビリティの重要性が、コロナ以降、認識されるようになっています。そのような状況をどう生きるのか。預言者ハバククの場合に聞きます。
当時、王国の期待の星であったヨシヤ王があっけなく戦死し、国中が動揺していました。
「主よ、いつまで助けを求めて叫べばよいのですか。あなたは耳を傾けてくださらない」。なぜ神に忠実に従う者が、不忠実な者に苦しめられるのか。その不条理に預言者は怒ります。それに対して神さまはきっぱりと言われます。
「たとえ、遅くなっても待ち望め。それは、必ず来る。遅れることはない。」
私たちはいつも、今すぐに実現して欲しいと思います。しかし神の時は私たちの時よりも長い。そしてその時が最善であったと後で知るのです。それを忘れないこと。ネガティブ・ケイパビリティはそうして養われていきます。
冒頭で、いつまでですかと叫んだハバククは最後にはこう祈ります。「いちじくの木に花は咲かず/ぶどうの木は実をつけず/オリーブも不作に終わり/畑は実りをもたらさない/牛舎には牛がいなくなる」彼は破局を見据えているのです。その上でなお信仰を告白します。
「それでも、私は主にあって喜び わが救いの神に喜び踊る。神である主はわが力/私の足を雌鹿のようにし/高き所を歩ませてくださる」
