2026-2-1『人は勝手なことを言うが、動じない』山口紀子牧師

聖書: 使徒言行録28:1-10

裁判のためにローマへ護送される途中に難破、マルタ島に流れついたパウロたち。島民は焚火を熾し並々ならぬ親切をもって276人もの漂着民を迎えてくれました。

人生には確かに困難があります。しかし一方で、思いがけないところから助けの手が差し伸べられて慰められ、励まされることもしばしばです。神さまは耐えられない試練は与えない方です。

さて、ひと息つくとパウロは弱った体を起こして枯れ枝を集め、火にくべはじめます。自ら率先して動くのです。

イエス・キリストを語るだけが伝道ではありません。説明や説得よりも、誠実に生きることが信頼をうみます。その生き方から伝わるものがあるのです。

その後のエピソードには考えさせられます。パウロが毒蛇に咬まれると、人々は因果応報と考えて、彼が人殺しだからにちがいないという。しかし倒れないのを見ると、今度は神だという。自分を含め、人は勝手なことを言うのです。また聞く私たちもその評価に影響され、順境のときは得意になり、逆境のときは失意落胆してしまう。そこで御言葉に立つのです。「あなたがたは、それぞれ賜物を授かっているのですから、神の様々な恵みの善い管理者として、その賜物を用いて互いに仕えなさい。」(ペトロ一4章10節)

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