2026-2-15『使徒言行録は終わらない』山口紀子牧師

聖書:使徒言行録28:23-31

使徒言行録は「ただ、あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、私の証人となる」(1:8)のイエスさまの言葉通りに展開され、最終章28章を迎えます。

 囚人としてローマに到着したパウロは、番兵をつけられてひとりで住むことを許可されました。思えばここまで妨害と迫害がいつも彼を追いかけました。ところがここでは丸2年訪問者を迎え入れ、誰にはばかることなく、妨げられることもなく、イエス・キリストを宣べ伝えることが許されたのです。

 「私の身に起こったことが、かえって福音の前進につながったことを、知っていただきたい」そうパウロは言うのです(フィリピ1:12)。神の救いの計画は人の思いをはるかに越えて高く、思いもよらぬ方法で私たちは用いられます。

あなたがそこに置かれているのにも意味があります。今のあなたにしか伝えられない人が周りにいるのです。

 こうして使徒言行録は「…教え続けた」と余韻を残して終わります。この書の本当の主役は使徒ではなく聖霊なる神。高円寺に福音の種が蒔かれ教会が創立されて今年は97年目。昨日も今日も永遠に変わらぬ主イエス・キリストが、三位一体の神が、私たちをも用いてみわざを今日も行われます。それが使徒言行録「第29章」です。

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