2026-4-12『本音から始まる信仰』山口紀子牧師

聖書:ヨハネによる福音書20:24-29

 復活を信じられなかったトマス。彼の疑い深さはどこから来るのか。「トマスは、イエスが来られたとき、彼らと一緒にいなかった」これがヨハネの記す理由です。

 イエスさまが復活された日の夕方、弟子たちのところに現れたその時トマスはいなかったのです。しかし1週間後(8日目)主が再び現れた時、彼はそこにいたのです。この1週間、トマスはどんな思いで過ごしたか…ともかく彼は留まり続けました。そこに主は現れてくださいます。

 誰しも疑いや不信から始まるのです。そうした本音に蓋をせずに打ち明けてください。その思いを抱えたまま、留まり続けてください。あなたにも「8日目」が訪れます。

 その日、主イエスは再び現れ、弟子たちの真ん中に立たれます。トマスに向き合います。イエスさまはトマスが疑ったことをご存じです。しかしそれを責めたり呆れたりしません。あくまでトマスの疑いに寄り添ってくださる。

ただし、そのままでいいとは言われません。「信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」

 イエスさまの視線はトマスに、その先の私たちに向けられています。「見ないで信じる人は、幸いである。」

 疑いと信仰を行き来する私たち。しかし、主を信じる者の群れ、教会に留まり続ける時、必ず復活のキリストと出会う「8日目」が訪れます。必ずです。

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