2026-4-19『クリスチャンとは何者か』山口紀子牧師

聖書: ローマの信徒への手紙1:1-7

 教会が教会であるしるし、それは神の言葉である聖書が正しく説教されていること、正しく聞かれていること。そして洗礼と聖餐という聖礼典が執り行われていることです。クリスチャンを生み出すのが教会なのです。この2本の柱のもとに、教会は本年聖句のように成長し愛の内に造り上げられてゆくのです。

 使徒パウロが記したこの手紙は、新約聖書中最も論理的に整理された神学論文のような手紙。私たちが依って立つ福音とは何かが明確に語られます。正しく福音を理解し生きるためにこれからロマ書に向き合ってゆきます。

 1-7節は挨拶。本来1節「…パウロから」次は7節「ローマにいる…」につながるはずです。しかしパウロは「福音」という重要語に触発されて「この福音は」…と脱線します。論文のようと言いましたが、同時にパウロの熱情が溢れるのが手紙の味わい。彼の息遣いを感じながら読み進めます。 

 ここで彼は自分とローマの信徒たち、つまりクリスチャンとは何者かを明らかにします。パウロはキリストの僕(奴隷)・召された使徒・福音のために選ばれた者。

 そしてクリスチャンとは、神に愛されていることを知っている者です。こちら側に愛される根拠がないにも関わらず、神は御子を与えてくださるほどに私たちを愛してくださり救いを用意してくださいました。その愛をもっと知りたい、ロマ書を通して。そう思います。

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