2026-4-26『イエスに出会った人ー後ろから服に触れました』山口紀子牧師

聖書:マルコによる福音書5:25-34

 発端は、誰かが後ろから衣に触れたことでした。群衆が押し寄せているのですから、たくさんの人が触れたでしょう。しかしその人の触れ方は、違ったのです。危篤のヤイロの娘のところへ行かねばならないこのタイミングでも、イエスさまは、そのひとりを探すお方です。

 愛とはなにか。愛とはその人のために自分の時間を使うことです。そして愛とは関係性です。一方的に力が出ていって終わりではなく、イエスさまはその人と1対1の関係を築きたいのです。

 現れたのはひとりの女性。12年間も出血が止まらない、恐らく婦人病でしょう。身体的、精神的、経済的に破綻し、かつ社会的にも汚れているとのレッテルを貼られ破綻している女性でした。彼女は告白します。せめてこの方の衣にでも触れれば、治していただけると思ったと。そして、その通りになったのです。彼女はありのままを打ち明けました。

 イエスさまは言われます。

「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。病苦から解放されて、達者でいなさい」。

 これが信仰なのでしょうか?ご利益を求めただけ、迷信ではと私などは思います。しかしイエスさまは違います。まだ何も知らないわかっていないけれど、この方に救いがあると彼女は信じた、それを信仰と呼んでくださるのです。

目次