聖書:ローマの信徒への手紙4:13-25
「アブラハムは神を信じた。それが彼の義と認められた」パウロは4章において、信仰義認を父祖アブラハムから説き明かします。アブラハムが義とされたのは、神の約束を信じたから。約束してくださる神を彼は信じました。
「彼はこの神、すなわち、死者を生かし、無から有を呼び出される神を信じたのです」(17)。
「死者を生かす」とはキリストの復活ではありません。彼はまだそれを知らない時代の人。「死者」とは自分のことを言っているのです。「およそ百歳となって、自分の体がすでに死んだも同然であり、、」。
そして「無から有を呼び出される」とは可能性ゼロの夫婦にイサクが与えられる、そのことです。
人はそれが信じるに足る内容か、あるいはそれを約束する人を信じられるかで、信じるか否かを決めます。アブラハムは、この神を信じたのです。そして神は約束したことを実現させる力もお持ちだと確信しました。
23節からは「私たち」が出てきます。「それが彼の義と認められた」と書いてあるのは、アブラハムのためだけではなく、私たちのためです。
私たちは主イエスを死者の中から復活させた方を信じます。それをアブラハムと同じく、神は義と認めてくださる。
実に旧約聖書は壮大な伏線であり、新約聖書はその回収の書なのです。
