聖書:(旧約聖書) 列王記上19:4-18
ワンオペレーション、略してワンオペ。本来複数人で担うべき作業を独りで行うことです。仕事、家事、育児、介護等のワンオペで燃え尽きる…現代人だけでなく先達が同じ経験をしています。その一人が預言者エリヤです。
前章では超自然的な神の力でイスラエルの神こそ真の神であることを証明したエリヤでしたがその後脅迫されて一転恐れに取りつかれます。
燃え尽き、悲観して死を願うエリヤ、神はそんな彼を叱ったり励ましたりしません。ただ「起きて食べなさい」とパンと水を用意してくださるのです。今何が一番必要かを神は私たち以上によくわかっておられる方。眠り食べ、眠り食べ、力づけられたエリヤは神の山ホレブに到着します。
ここで初めて主は問われます。「あなたはここで何をしているのか」。思わず本音を吐くエリヤ。実は真の問題は外ではなく内にありました。神への不信、不満です。私たちもそんな風に思うことがあるのではないでしょうか。
主はエリヤに、私たちに言われます。「出て、…主の前に立ちなさい」。彼がいま洞穴にいるのは象徴的です。そこから見えるのはほんの僅かなのに、それが全てと思い込み自己憐憫に陥る。そこから「出る」のです。それまで神は超自然的力をもってエリヤに現れました。今や神はみことばを持って語られます。聖書を通して語る神、それがわれらの神です。その言葉は実現し、人を戒め、悔い改めに導きます。使命を与えて燃え尽きた者をも新たに活かすのです。
