聖書:ローマの信徒への手紙5:1-5
苦難が忍耐を生み、忍耐が品格を、品格が希望を生み出す。日本の諺も「艱難汝を玉にす」といいます。それと同じなのでしょうか。確かに苦労は人を鍛え育てます。しかし必ずしも皆がそうなるわけではありません。
パウロは、信仰によって義とされた私たち、神との平和を得た私たちは、その実りとして「苦難が忍耐を生み、忍耐が品格を、品格が希望を生むことを知っている」といいます。つまりクリスチャンの品格であり、希望なのです。
2節からみると「このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています。そればかりでなく、苦難をも誇りとしています」と続きます。
ということは、私たちは希望を喜び誇ることができる、それゆえ苦難をも喜び誇ることができるということです。
その希望とは「神の栄光にあずかる希望」。わかりやすくいえば「キリストの福音という確かな希望」です。
希望はかつてギリシャローマ文明の時代には「悪」に数えられていました。ギリシャ神話の「パンドラの箱」にそれが表れています。ところが、イエス・キリストが復活されたことによって死が終わりではなくなりました。希望が覆されることのない確かなものになったのです。
私たちはこの希望を誇るゆえに、苦難をも誇りとできるのです。
